海の向こうで戦争が始まる

  • ロシアもイスラエルも思い通りにならず、どうせノーベル平和賞は取れないから、業績としてセカンドベストはイランの各計画を止めること、とでも考えたか。
  • 「われわれはイランと戦っているのではない、イランの核計画と戦っているのだ」と“闘犬”バンス副大統領。あくまで国内向けのアピールなのだろうが、やられた方は意味が分からないだろう。「あなたを殴ったんじゃない、あなたの悪だくみを殴っただけだ」と言われて。

映画「フロントライン」

  • 当初から陰性か陽性かではなく、重症度、持病の有無を重視して対応していた
  • 船内で薬は、早い段階で緊急を要する客には行き渡っており、垂れ幕やSNSでの抗議をする人は「元気な人」だった
  • こうした映画ではよくあることだが、基本的にマスコミは「人間のくず」として描かれている
    「政府はまあまあうまくやっています。世の中はそこそこ平和です。って、そんなニュース誰が見るんだよ。」
  • 映画自体が、阿南さんたちによる壮大な「仕返し」なのではないか、という気がしてくる。あと岩田健太郎氏に対しても。
  • バーバラさんとノア、ジャック兄弟に例外扱いできたのは、彼らにとっても誇れる業績なのだろう。
  • 森七菜さんが英語が流暢でかっこよかった
  • 最後の空撮にダイヤモンドプリンセス号を合成したくなかったか?
  • 多くの人がリアルタイムで経験し、記憶に新しく、強い感情が呼び起こされる。

映画「セプテンバー5」って観た?

高校時代の親友からのメール

京王電鉄〇〇です。
「セプテンバー5」オモロかったなーってのも不謹慎とは思いつつオモロかったわ。
前に△△がニュース番組の現場ってこの後流す素材を直前まで作っていて、あと1分もないくらいのギリギリで届くようなことがザラで、それでも平然と放送を続けている(しかもそれを見越した部屋のレイアウトにしている)みたいなこと言っていたのを思い出した。
オリンピック中継チームが報道部を差し置いて人質事件を流すところでテレビマンの血ってこういうことかと思ったり。あと、人質全員死亡が確認されると、あー終わり終わりみたいな感じで急に冷めちゃう感じとかマスメディアへの皮肉のようにも感じた。
俺観なかったけど、ミュンヘンオリンピックの人質事件ってスピルバーグも映画化してた気がするけどそっちはどんなだったんだろうか。

への返信

ちょうど、月曜の朝、見たよ

事件を淡々とABC側からしか描かないところが、事件そのものの描写としても、エンタメとしてもいかがなものかと思ったが、それこそむしろマスコミへの強烈な皮肉で、それを優先させた結果なのかな、と思えました。

でも考えてみればスピルバーグの方は、この事件だけでなく、その後のイスラエルの報復暗殺も描いているので、ここでは放送局の動きを描くことに絞ったんですかね。

人質全員死亡で終わり終わりというのは、冷めたというより少なくともあのジェフ、マーヴ、ルーンたちにとっては誤報を流してしまった、がもう取り返しはつかないという反省とも敗北とも違う無力感なんじゃないですかね

ユダヤ系がドイツで勝つとスポーツの盛り上げに政治が持ち込まれる、ひょっとしてこの人は報道志望だったのかな、とか、回線の都合で他局に流すけど、ロゴにこだわる、とか、武装警官はナチスを彷彿とさせるから、選手村の警備が軽かったとか、いま誘拐とか立てこもりは報道協定組んだりしますが、犯人に警察の動きが筒抜けなことに途中で気づいたのか、踏み込んできた警察はおとなしく引き下がるし、史実とすれば興味深い話ですね。

インチテープやオペーク、現像室、背負子満載のワイヤレス機材、テレピックを急遽自作、放送技術屋は楽しかったです。

オッペンハイマーが後悔していたなんて許されない

アカデミー賞を総なめにした映画。

前評判では

  • 広島、長崎の惨状を十分に描いていない。
  • いや、彼の後悔をもって、十分描かれている

とのこと。私の先入観は

  • とうとうアメリカも核使用を反省して見せた。それは、プーチンの核使用も辞さない姿勢に対する「俺たちの方が理性的」という対抗心だろう。

見てみると、大作を見たぞ感はある。アインシュタイン、ボーア、ハイゼンベルグフェルミと次々と量子力学のビッグネームが登場して、事績を匂わせる台詞にはちょっと興奮する。でもなにかとても不満だった。その一番は、何を考えてるのかよくわからない人だ、ということ。そして、もう一つは、そんなに反省してねぇな、ということ。

まず、彼には信念ってあるのか。愛国心、組合や左翼運動への共感、名声への野心、繰り返される不倫。言葉では言うけど、彼の信念のようなもの(のヒント)がちっとも描かれないから、どれくらい本気なやつなのかわからない。だいたいちっとも女好きには見えない。ホームシックとか、不倫相手の自殺とか、怯えるところは印象的なんだけどね。まあそれがあるから、トリニティ実験では「大気の引火」にちっとも怯えていないことがわかるけど。ちなみに “We knew the world would not be the same,--- A few people laughed, a few people cried, most people were silent.” とは描かれていないよね、みんな嬉しそうに大騒ぎしてる。

クリストファー・ノーランのおかげで時系列が飛びまくることもあるけど、やはり「実際の原爆投下後の惨状にショックを受けて水爆に反対し始めた」というふうに理解するのは無理があるような気がする。

ロスアラモスでE.テラーに反対するのは、まずは早く原爆を作りたいからだし、戦後、水爆に反対するときには、アメリカが作ればソ連も作らざるを得ない、という抑止力理論を振りかざすけれども、それより、得られた名声が学者ではなく軍人や政治家に奪われ、一時的なものに過ぎないことが不満でひねくれているだけ、というふうに見えてしまう。

原爆投下はやはり戦争終結を早めるに必要不可欠だった、とオッペンハイマーに繰り返させる一方、有名なヴィシュヌのセリフ “Now I Am Become Death, the Destroyer of Worlds.” はマンハッタン計画の前から知っていることになっていて、戦後にヒンドゥー教に傾倒して、原爆投下への悔恨として話したようにはなっていない。前述のトリニティ実験後の様子を彼が後に語った様子とは異なったように描いていることも含めて、全米で広く公開される内容としては、原爆の父が激しく後悔している様は受け入れがたいということか。原爆投下から78年たっても、いまだそれがアメリカ国民の一般的な感情、と推し量ることができたような気がする。

ノーランはオッペンハイマーのクローズアップを多用した。ポートレート風に周囲はボケている。それは、彼が大局的に判断する人ではなく、目の前の事実に対処していっただけの人だから、周囲が見えていない、ということを表しているようにも思える。広島、長崎の映像は見せない。それはオッペンハイマーには見えていなかったからだ。

 

大谷がやっていたと考える方が自然だ

違法スポーツ賭博に関与した疑いで水原通訳がギャンブル依存症と告白し解雇された。

もともと違法スポーツ賭博の元締めを操作したところ、大谷翔平の名前が浮かび、問い合わせがあったということだ。そのうち顧客リストに水原の名も出てくるのだろうか。

水原が自分の年収をはるかに超える巨額の賭博を行うのだろうか、まあ確かにギャンブル依存症という説明に無理はない。ただ大谷なら賭けられる金額だ。

もしギャンブルをしていたのは大谷だったとしたら、その罪を隠すため、大谷やドジャース弁護団が作り上げたスケープゴートが水原だった、ということはないのか。

一度、大谷が目の前が振り込んだと説明した後、翌日に訂正したことさえ、周到なミスリーディングに見えてくる。

遠征してもホテルに籠って寝ているだけだというが、実際はホテルで何かに熱中していたのか。

注目は、水原の今後である。罪には問われるかもしれないが、大谷が生活を保障するかもしれない。それは友人としての証ではなく、罪をかぶってくれたお礼かもしれない。

病に敗北する人

ロサンゼルス・ドジャース大谷翔平の通訳、水原一平が、違法賭博で大谷に肩代わりを依頼し、解雇された。

病に敗北する人を見るのは、悲しいということだ。

「病院ラジオ」の登場者は、病に翻弄されているが敗北してはいない、闘っている。

トップガン・マーヴェリック4DX

同期が「すごくおもしろかった。五千円払ってもいい」と言い、上司は「子どもが2回みたというので、俺は3回観た」と言うので、とうとう私もみてみた。

純粋で不器用ないい歳の大人の、恋愛、親子、親友、上司と部下、といった人間関係模様はライトに。アイスマンは良かったけどね。いまのケリー・マクギリスやメグ・ライアンは見たくなかったのかな・・・。

それよりはトップパイロットが取り組むことになった無理ゲー作戦を繰り返しインプット。成功したかと思ったら、その先があり、そこからのはちゃめちゃさ加減は荒唐無稽で急に楽しくなってくる。

J/125をクローズホールドで結構ヒールさせていたかと思ったら、「アフターバーナーだ」と言ってジェネカーを展開。いつの間にか下りになっていた。ま、そんなことはどうでもいいのでしょう。これは飛行機の映画だし、メカはどうでもいいのだ。ヨットでもライフジャケットは着けず、バイクでもヘルメットはかぶらないのだ。

4DXは、私にとってはほとんどない方が良さそう。映画に集中できない気がする。強いていえば、吹き抜ける風は良かったけど、席の移動、腰の振動、水しぶき、フラッシュ、足下の風、耳元の風、背中の圧迫、いずれもわざとらしすぎて、画面で描かれていることの意味を忘れそうになる。

www.cinematoday.jp

www.zaikei.co.jp