四十肩警報

金曜日あたりから背中が痛くなった。
生まれてこのかた肩こりをあまり味わったことがないもので、床屋で「こってますねー」とか言われても「はあ、」って感じで、気持ちよさもいまいち感じない人だったこの私が。右の肩甲骨の下あたり、伸ばしようも、揉みほぐしようもない部位に、無言で襲い続ける鈍痛。技かけたまま寝ちゃったんじゃないの?って感じの鈍痛。
盛んに腕を回した。
同い年のやつが四十肩を発症したとき、前日に味わったことのない肩こりを経験したというからだ。
見た目は私より遥かに若いのに、私より先に四十肩になった。おそらく私はもっとひどい目に遭うに違いない。とおびえた。

土曜はやや治まったが日曜はまた痛かった。さらに右手親指が、ドアに挟んじゃったときのようにしびれたままになっている。ので、検索した。

「肩こり AND 指先のしびれ」

脳梗塞とあった。う〜ん。とりあえず水をいっぱい飲んどくか。

月曜日、会社の診療所へ行った。
「肩こりが急にひどくなって、指先がしびれるんです。」
「あした整形に行ったらどうですか?」
内科終了。

火曜日、熱も出た。整形と内科と両方受診。うちの診療所のいいところは昨日の内科医が今日はいないことだ。
「肩こりが急にひどくなって、指先がしび・・・」
「あー。ここ痛いですか?」と言って首の付け根を親指で押す。
「いてててー!」
「(長い説明略)湿布と薬、出しときます。」

痛みはだいぶ治まったし、幸いまだ肩は上がる。