女性がいる会議は時間がかかる、とは、見事に蜃気楼らしい晩節。
うっかり納得してしまうのは、私にも差別意識があるということ。これを気づかせてくれる彼と同じまさに神の国に、私も住んでいるのか。
女性は、勝ち抜いてきた精鋭である一方、人数合わせのお飾りだから根回しの蚊帳の外である、という、この社会で女性の置かれた立場に改めて気づく。むしろ不要なのは黙っている男たちなんだろう。
あるいはそんな会議が必要ないのだ。問題の箇所が、40分ほどあった話の中ほどだったということにこそ驚いた。やはり組織委、開催を見通せず、いまはヒマなのか。