村上さんへの答え

「えっとそれはですね。各テレビ局はカラー化の際に巨額の設備投資が必要となりまして、株式という形で報道機関としての親元である新聞社に、各社出資してもらったのですが、ウチの新聞だけは経営が悪化しまして、株の持ち合いをやめてしまったのです。それからは多くの皆さんにお持ちいただいて。大株主がいないのはウチだけです。えぇ、買収できる唯一の放送局ですよね。もうずっとびくびくしてきました。」

村上さんを取材に行って「TBSの記者の方いますか? どうして上場して、株が自由に売り買いできるのか、教えてほしい!」とか怒鳴られたらちょっとビビっちゃいますね。

会社の前に取材陣がいっぱいいた朝、社外打ち合わせで良かった。だってほんの一部を切り取ってでも面白ければ、そのコメントを100万回繰り返して放送に使うかもしれないのは自分自身の性で理もある。

楽天テレビとかなったらきついなぁ。まあ名前に象徴される違和感なのでしょう。

期待の時価総額と堅実な商売の時価総額は同じなの?

今までの日本式経営をやめてグローバル化だとか言うなら、株主の権利をもっと尊重して行くなら、株の持ち方を変えるなら、いきなり振り回すな。ひとしきり、株主も社会的責任をかなぐり捨てて、暴走してひどい目を見ないと、正しい形には収まらないってこと? 80年代、短期的利益のみを求めた乗っ取り屋が横行したアメリカの二の舞から、少しは学ぼうよ。

ミキタニ君とダブルデートした先輩。かれは、どんな風に接するのかな? 大株主の妻に。