朝青龍の涙

琴欧州ブームの中、言動や態度に問題がと言われてきた朝青龍が堂々の優勝。表彰式には小泉も駆けつけたが、優勝を決めたのはその前日。取り組み後、土俵で見せた涙には感動した。聞けば、琴欧州に敗れた日、悔しくて風呂場で大声を上げたとも聞かれる。そこに見えるのは、琴欧州に比べたら十分ジャパニーズなモンゴリアンだ。今風の若者とのジェネレーションギャップ程度だ。
それにしても日本人がんばれよ。千代大海とか魁皇とか。僕らが見たいものは、いずれオリンピック競技になってパンツの上から赤青の回しをつけて、髷の形を模した飾りのついたヘルメットとか付けて、要するにテコンドーみたいな格好でやる相撲ではないのだ。
月島の銭湯のサウナで親父たちと、思わず「おっ・・・」「う〜ん・・・」とか小声で言いながら見る相撲はなかなかいい。にらみ合って盛り上がって時間前に立たない限りは、幕内では取り組みが4分間隔と決まっているからサウナにはちょうどいいのだ。
本割の結びの一番しかやらない木村ショーノスケさんが今場所限りで引退。客席には横断幕も出てた。行司を応援する人ってどんな人だろう。親戚か? 行司って差し違えたときに恥を忍んで自害するために脇差し持ってるんだよね。