胎児の想い出

秋田小1男児殺害事件で、死体遺棄で逮捕された女性について、朝の番組のコメント。「お見受けした限り、あくまで想像だが、こういうタイプの人って自分の言ったことと現実と、どこまでが本当なのか境が分からなくなる人なんじゃないか。」

誰でもそうだと思う。

胎児時代、胎内がどうなっていて、そこでどう過ごしていたか、想い出を一回だけ聞くことができると言う。自分の言ったことと事実(記憶)の区別がつかなくなるからだ。

社会は異常な犯罪があるたび、異常であることを強調して、世間を「理想的健全」に保ちたがる。らい病の患者や精神障害者を隔離したがる。しかし、自分の中の異常性に目を向けることの方が、犯人検挙や犯罪減少、そして自らが犯罪に巻き込まれないための実効性があるんじゃないか。