人間環境問題

「室温を28℃に設定し、地球温暖化防止のため省エネにご協力下さい」と、弊社の社内放送は告げる。嘘ではないが主目的は経費削減に決まっている。バレるのは承知で耳障りせず、わかりやすい論理を紡ぐ。これがテレビなんだろう。

情熱大陸箭内道彦さんという人が、地球環境問題というより人間が住めなくなるから困る人間環境問題なんだとはっきり言ってほしいと言っていてその通りだと思った。ただそれは、東大の松井孝彦さんて人が何年も前に言ってた。この人は惑星学の先生で、何億年単位で地球の歴史を考え、人間がいなくなった後のことも考えてる割に、江戸時代みたいなその日暮らしをすべきだっていう主張がすてきだ。

平均気温が2〜3℃上がると海面が何mか上昇するんでしたよね。この暖冬は氷解けなかったのだろうか。

上昇しないかもしれないじゃん。と田原総一朗がウェブに書いてた。サミットでも話題になっちゃって、日本とアメリカが新しい枠組みを求めているのは、京都議定書は損だからだそうだ。ヨーロッパに比べて日本はすでに温暖化対策を割とやっちゃった後を削減目標の基準となる年とされちゃったけど、日本は開催国としてしぶしぶ賛同した。アメリカはどうせ議会で批准されないと踏んでいたのではないか。もう実現絶対無理らしいですよね。中国も、変に横やり入れられて成長の妨げになっては困るから、自ら律します(だからほっといてこのままやらせて)という声明。本当に環境を守りたいわけではないわけです。