クローバーフィールド -HAKAISHA-

「あれ」が何なのか分からないまま終わるというこの作りはリアルだが、一般に映画やエンターテインメントはそれだけを求めているわけではないことがよく分かる。これは本当に悪い例である。ブレアウィッチプロジェクトの失敗から学んで欲しいところだ。分からない恐怖は、存在意義はあるが、分かる恐怖に比べると取るに足らない。それに、なんだか分からず終わると、ホントにストレスがたまる。
それにしても映画館でこれを見た人は頭が痛くなっただろう。私自身、ちょうど立体映像を作っていて、速いカメラワークの映像酔いを注意されているところなので、ぜひ河合先生を紹介したい。
ただこのブレっぱなしの映像でのVFXは大変だったでしょうね。