ラストサムライ

ときどき奥さんに通訳しながら、見た。
尊王攘夷の大将が英語に堪能だったと言うところに最大に無理があるこのストーリー。
渡辺謙真田広之小雪、の魅力が炸裂している。

天皇が民のことなんか考えたことなどあったのだろうか。政治から離れて300年近くになる。
戦の前にご挨拶なんて、源平の合戦で終わっているだろう。
戦で敵の大将が果てて、みんなが土下座というのも変だ。
などなど、おかしな感じはするのだが、ハリウッドがせまった武士道としては上出来なファンタジーだろう。アメリカが取り上げて禅宗の扱いが少ないのは意外だが。

英語訳には工夫が見られたが、時に合っている気がして、時に意訳をあきらめている気もした。