カマリロ。上海蟹。ビビデオ。

チサトさんに聞いて、カマリロアウトレットモールに行ってきた。巨大だがにぎわっているし、なかなか充実している。チサトさんは行動範囲が広いですね。しかも一人で? 405から101でちょうどうちから1時間くらいでした。でも考えてみれば、買い物は一人の方がいいか。奥さんはクラークスのワラビーとトミーヒルフィガーのシャツ。僕はクラークスのカジュアルシューズとブルックスブラザースの金ボタン紺ブレを買った。それからワインラックも。

瓶子君のブログでネズミ対策としてハワイにマングースを持ち込んで失敗した話を知った。(トラックバックってこういうときにするんだろうな…。でも瓶子君は熟慮の末、トラックバックはできないようにしているそうです。)なぜ広告に役立つエピソードなのかは難しくてよくわからなかったが、同じことは沖縄のハブ対策でも起きたのだそうだ。天然記念物が危機に瀕しているらしい。プロジェクトXでやっていた沖縄のウリミバエ対策を思い出す。去勢したマングースを放つというのはどうだろう? そういえば最近、お台場で上海蟹を見かけるらしい。実はこのチュウゴクモクズガニは世界中からお尋ね者扱いされている。繁殖力が強く、生態系を荒らすのだそうだ。日本のモクズガニはたぶん負けるらしい。トキも中国産だしなぁ。ちょっと禿げ上がってて強そうなんだよね、中国のトキ。巨大船のバラスト水に幼生が紛れ込んでいたのか、誰かが逃がしちゃったのか…。そんなわけでアメリカでも上海蟹は生きたままの輸入も持込みも禁止。どうりで中華料理店にも見当たらなかったわけだ。そりゃ上海蟹は生きてないとね。新日本菜館が懐かしい。日本ではあまりの人気にさすがに禁止は遠慮するらしい。慎ましい政府だ。公衆衛生より大事なものがあるのだ。
しかし生態系って守らなきゃいけないもんなんだろうか? 弱いから負けるわけでしょ? ウリミバエは殺しても良くって、モクズガニは守りたいのはなぜか。日本のモクズガニは美味いのかな? でもだったらすでに中華街で食されていそう。日本人はブランド志向だから、何が何でも「上海」蟹なのかな? 利害が対立したときだけ、ディベートの必殺技として「種の絶滅は悪」という反論できない(判断できない)論法が出現するだけ。つまり「種の絶滅は悪」というのは絶対ルールじゃないわけだ。

アメリカに来てからビデオを撮らなかった。写真の方が、後から見たとき、思い出が鮮やかで美しいと思ったからだ。ビデオは生々しすぎる。さっきのことみたい。まあ写真撮影技術にのめり込んでいたこともあるが。Six Flags Magic Mountainに行くとき、さすがに写真よりビデオがいいかなと思って持ち出したら、ちょっとおもしろくなってきた。Macは編集も簡単だし。それにしてもHDDがいっぱいだし、もうちょっと速いのが欲しいな。PowerBookのG5が出たら買おう。