ブログで解雇

元来インターネットはアンダーグラウンドであった。なぜポルノや爆弾の作り方や、誹謗中傷が、実世界での経験より多い気がするのか。それは国境も警察もない規制されていないメディアだからだった。まあルールをどう適用したらいいもんか、考えるのにちょっと時間がかかったんだろう。しかし今やインターネットで捕まることはたくさんある。P2Pで共有しすぎてはいかんし。掲示板サイトで怒れば脅迫と見なされる。会社からの発表が2chに出ちゃったのが早すぎるって言うんで、書き込んだ奴を調べろなんて話が、取締役会で出たりするらしい。プロバイダ責任制限法とか発信者情報開示請求権なんて誰が教えちゃったんだろう。そしてとうとう最近はブログでだって解雇されるのである。
http://hotwired.goo.ne.jp/news/culture/story/20041208201.html
ここに載っているのは3例
・同僚の性格をブログに何度か綴ったWebデザイナー
・会社に届いた荷物の写真をブログに載せたマイクロソフトの社員(荷物はMacだった)
・自分の制服写真をブログに載せたデルタ航空の客室乗務員
逮捕と違って解雇だから理由ははっきりしなくてもいい。ブログが原因かどうかわからない場合もあるだろう。しかし何が「忠実義務違反」と見なされるのかわからんもんである。