民主主義の本質は選挙にある

「民主主義の本質は選挙にある」と、横路衆院議長は言った。(テレビ朝日サンデースクランブル
私もそう思うが、コメンテーターのテリー伊藤は反対していた。「選挙」だけがうまい小沢さんに嫌悪感を示したのだと思う。それは確かにそうだが、横路氏が述べたのはその先にある本質だ。

そもそもマニフェストを守らなくてもいいというのは、未熟な下々の民と、頼れるお上の関係意識だと思う。

下々の民は政事には関わらず民として平和に暮らす。
政はお上がうまいこと考えてくれる。
時には君子豹変す。選挙で公約したことも、柔軟に変えてもよい。

ではない。

マニフェストを掲げた政治家、政党に託し、それに徹してもらう。誤ったならば選挙で正していくべきである。時の民衆が大きな政府を望んだり、小さな政府を望んだり、タカを望んだり、ハトを望んだりするのに合わせていくべきなのである。「代」議士なのだから。
まったく変えないわけにはいかないが、財源を明確にして実現可能性のあるマニフェストであるはずなのだから、財源不足が原因で実現できないのは減点と言わざるを得ない。

だから民主党マニフェストとは意見が異なる部分もあるが、マニフェストで宣言したからには曲げずに実行してもらいたいと思う。