「えいごであそぼ」の異常

また問題発言かも知れませんが。

日本人は英語が苦手だ、とも言えなくなってきたが。ま、でも僕は苦手ですよ。昔、ロスで英語の先生から聞いた話。「語順が異なるという意味では韓国語も日本語も、等しく中国などに比べて不利。ただ日本人には、韓国人に比べてもまだ、何かそれだけではない短所がある。」彼が言いたかったのは積極的でない、シャイ、奥手、だからコミュニケーションを取るのが難しい。無口。ってことだ。中国や台湾人、韓国人の押しの強いこと! 集団としての韓国人全体に漠然と抱く自己顕示欲の強さへの嫌悪。個人として知り合ったことのある韓国人で嫌いな人なんて一人もいないんだけどね、集団としては何となく嫌いなんです。隠さず言えば。帰国子女的とは空気が読めない違和感のことである。その気まずさ。いい発音で英語をべらべらしゃべるやつに感じる何か恥ずかしい気持ち。ありゃなんだろう。そういえば海外で活躍している日本人は関西人が多いと思いませんか? だってほら、東日本の人は奥ゆかしいでしょ。

いや肯定はしていない。くだらないと思いますよ。そんな自己規制。フランクな方がいいに決まってる。だってそんなの、まさに一昔前のつまらない邦画の世界だよね。

でもね、NHK教育の「えいごであそぼ」を見て感じる異常さ。背筋が寒くなる。そして多かれ少なかれどんな英語教育にも「積極的になろう」は存在する。そりゃそうだ。話さなきゃ練習にならない。でもそれが暴走しちゃってんじゃないか? 「英語教育を通して『脳天気』にならなければならない。」というのは行き過ぎだ。必ずしも、無理してテンションあげて「ハーイ!」とか言ってゲラゲラ笑う米国人の間に自然に入って行くことがゴールではない。本人のキャラを保ってもいいのではないか。だってアメリカ人だって内省的な人はいっぱいいるよ。そりゃ黒人文化が好きなら久保田利伸が「ヨウ」とか言うのも別にいいんだけど。全員に強要することないだろ。とにかくいくらなんでもあのJENNYはアタマおかしいぜ。